ほのかちゃん、ドラム君と空を飛ぶ

こんにちは。僕はドラム君って言うんだ!

みんなは、僕のことドラちゃんって呼んでくれるよ。

僕は妖精なんだ。

こないだ可愛い女の子とお友達になったよ。

引っ込みじあんな女の子だけど、とても優しい子だよ。

名前はほのかちゃん。

ほのかちゃんは、幼稚園に通ってるんだ。

僕はその幼稚園で遊んでたほのかちゃんに見つけてもらったんだ。

ほのかちゃんは持っていたお菓子を僕に分けてくれたよ。

つまり、ほのかちゃんは腹ペコの僕を助けてくれた、命の恩人さ。

こんなに優しくしてくれたほのかちゃんには、なにかお礼をしないといけないよね。

だからほのかちゃんに「願い事は何?」って聞いたよ。

僕は妖精だから一部の人間にしか見えないし、魔法も使えるんだ。

魔法はそんなに簡単に使っちゃいけないんだけど、お礼の場合は使っても良いことになってるんだ。

ほのかちゃんは「空を飛んでみたい。願い事は空を飛ぶこと」って言ったよ。

僕は「良いよ。僕と一緒に飛ぼう。僕も一緒に楽しめる、良い願い事だね。ありがとう。」と言ったよ。

僕は、えいっとほのかちゃんに魔法をかけたよ。

するとほのかちゃんと僕は空に浮かんで、すいすい浮いたよ。

そして、空の上へどんどん進んでいったんだ。

僕らは雲の上を自由自在に飛んだよ。

あっという間に宇宙までひとっとび。

ほのかちゃんはすごく楽しそうに笑ってた。

僕らは星に乗ったり、月に乗ったりして、僕もすごく楽しかった。

空って宇宙につながっててすごく広いんだ。

どこまでも広くて、果てはなさそうだ。

せっかく宇宙へ来たんだ。星のひとつに名前を書いて帰ることにしたよ。

一つの星を選んで二人で名前を書いたよ。

そうこうしているうちにあたりが暗くなってきちゃった。

とっても楽しくてまだ帰りたくないけど、もう帰らなくちゃ。

映画のように楽しい時間だったな。

僕は「ほのかちゃん、お家へ帰る時間だよ。そろそろ地球へ帰ろう」と言ったよ。

ほのかちゃんは「分かった。お家へ帰ろう」と返事をしてくれた。

僕はおうちへ帰る魔法をほのかちゃんにかけたよ。

すいすい飛んで僕たちは地球に着いた。

そして僕とほのかちゃんのお別れの時がきた。

こうして僕とほのかちゃんの宇宙への旅は終わったよ。

ほのかちゃんが大人になったら、この空の旅のことを忘れちゃうかもしれない。そして僕のこともただの夢だったと思うかもしれない。

でもいいんだ。僕が覚えてるから。

きっとほのかちゃんは優しい大人になるだろう。

それが僕の願い事。