作戦会議の時間です

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ジュンペイ:
大学1年生。合コン初心者。「彼女いない歴=年齢」で、女性に対して免疫がほとんどない。

コウタロウ:
大学1年生。ジュンペイの幼馴染。ジュンペイと同じく合コン初心者&「彼女いない歴=年齢」。

レン:
大学2年生。ジュンペイの高校時代の先輩。ちゃらい外見をしてる。

保育士志望、アナウンサー志望、自称モデル:
合コンにやってきた女の子。志望&自称は誰でも言える。


ジュンペイ「レン先輩。僕、もう無理です。緊張して腹痛くなってきた。帰っていいですか?」

コウタロウ「同じく! 昨日からドキドキして一睡もできませんでしたぁ!眠いっす。帰って寝たいっす」

レン「バカ、帰るな! お前ら2人が合コンしたことないって言うから、せっかくセッティングしたんだぞ! しかも、今回はめっちゃレベル高い子ばっかなんだ。帰るな、バカ」

ジュンペイ「いやでもさ…。そんなレベル高い子が僕なんか相手するわけないじゃないっすか」

コウタロウ「たしかに」

ジュンペイ「彼女いない歴=年齢の、コウタロウに言われたくもないけどな」

コウタロウ「おい、それ言うなよ! ジュンペイだって同じだろうがっ!」

レン「お前ら静かにしろよ。っていうか、めっちゃ元気じゃんか。腹痛いのも眠いのも嘘だら、お前ら?」

ジュンペイ「いや、マジで腹痛いんで…。ちょっとトイレ行ってきます」

コウタロウ「おい、ジュンペイ逃げるなよ!」

レン「もう女の子達来るぞ。早く戻って…」

自称モデル「こんばんわ。レンさん、お久しぶりです」

レン「おっ、おう、久しぶり! 元気だった?」

自称モデル「はい。今日は誘ってくれてありがとうございます」

レン「久しぶりにさ、ゆっくりご飯でも食べながら話したいな~って思ってね」

自称モデル「今日は、友達の中でも、とびっきり可愛い子を連れてきたんだからね」

レン「いや~、君より可愛い子って、いないっしょ!」

自称モデル「やだなぁ~、レンくん。でもうれしい。え~っと、こっちのショートヘアの子が保育士志望の…。で、こっちのアップスタイルの子がアナウンサー志望の…」

コウタロウ(小声)「ちょっとレンさん」

レン(小声)「なんだよ?」

コウタロウ(小声)「やばいっす。めっちゃ可愛いっす。可愛すぎっす」

レン(小声)「だから、レベル高いって言っただろうが…」

コウタロウ(小声)「合コン初心者に、これはキツイっす」

ジュンペイ「あっ、すみません! トイレ行ってて遅れまし…」

コウタロウ(小声)「ほら、ジュンペイもビビって固まっちゃったし」

レン(小声)「いいか、お前ら。ビビったら負けだ。ここは俺に任せておけ」

自称モデル「ジュンペイくんとコウタロウくんは、レンくんの後輩なんですか?」

ジュンペイ「は…、はいっ!!」

保育士志望「やだ、声大きい♪」

ジュンペイ「す、すいませんっ!」

アナウンサー志望「その声も大きいって」

レン「ごめんねぇ。ジュンペイもコウタロウも、美人が3人もいるから舞い上がっちゃってさ」

コウタロウ「は、はい!」

ジュンペイ「そうです、そうです。そうなんです!」

自称モデル「2人とも可愛い」

レン「男に可愛いはダメっしょ?」

保育士志望「可愛いは母性本能が刺激されるから、いいと思うんだけど」

レン「おっ、保育士っぽい」

保育士志望「そうですか?」

アナウンサー志望「…ごめんなさい。ちょっと、お化粧なおして来てもいいですか?」

保育士志望「あっ、わたしも行きたいな」

レン「どうぞ、どうぞ。さらに綺麗になるの、待ってるから」

自称モデル「レンくんは、相変わらずチャラいね。ジュンペイくんとコウタロウくんを、ちょっとは見習えばいいのに」

レン「そんなことしたら、俺の魅力なくなるじゃん?」

ジュンペイ「ぼ、僕なんか、そんな…」

自称モデル「あっ、そんな一気に呑んじゃ危ないって」

コウタロウ「僕も呑みます!」

自称モデル「ちょっと、2人とも!」

プルルルルルル プルルルルルル(電話の呼び出し音)

自称モデル「あっ、わたしのスマホ。ちょっとごめんなさい。はい、もしもし」

自称モデル「…………」(小声で何かを話してる)

自称モデル「うん、わかった。すぐにそっちに行くね」

自称モデル「ごめんなさい。ちょっと保育士の子が具合悪いみたいで…。わたし、化粧室に様子を見てくるね」

レン「大丈夫?」

自称モデル「うん。寒いって言ってたから、コートも持っていくね」

ジュンペイ「うわぁ~、緊張した。腹痛い、腹痛い!」

コウタロウ「僕は目が覚めて、今晩は寝られそうにない…」

レン「おい、お前ら」

ジュンペイ「はい?」

レン「今、女の子が3人トイレに行っただろう。なにしてると思う?」

コウタロウ「トイレに行ったんだから、トイレだろ?」

レン「これだから合コン初心者は…」

ジュンペイ「違うんですか!?」

レン「作戦会議だよ。誰が誰を気に入ったか。それぞれ、どの男にアプローチするのか品定めしてるんだよ」

ジュンペイ「マジっすか!?」

レン「あぁ。保育士の子が具合悪いなんて嘘だね。うまいこと席外すための嘘だよ」

コウタロウ「怖っ! 女って怖っ!」

レン「まぁあ。でもそのおかげで、俺たちも作戦会議ができる。おい、ジュンペイ。お前、誰狙いだ?」

ジュンペイ「えっ、あ…。保育士の子が可愛い…かな」

コウタロウ「マジで!? 僕も保育士の子が…」

レン「あの子、可愛いよな。家庭的な雰囲気が、いいし、守ってあげたい感じがするし」

ジュンペイ「そうそう。それに…」

・・・

コウタロウ「あの…。レンさん? 女の子たち、全然戻ってきませんよ?」

レン「作戦会議が難航してるんじゃね?」

ジュンペイ「いや、それにしたって、あれから30分以上経ってるし」

レン「作戦会議のあとにメイク直ししてるんじゃね?」

コウタロウ「いやでも…。カバンがないし。コートも持っていったし」

ジュンペイ「もしかして…」

合コン会場の店員「すみません。もう予約時間終わるんで、お会計をお願いします」

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