【BL】【GL】シアワセナカンケイ

タクヤ:
会社員、表はカホと付き合っているが、実際はキョウと恋人同士。

ミク:
高校生、タクヤの妹、表はキョウと付き合っているが、実際はカホと恋人同士。

カホ:
会社員、表はタクヤと付き合っているが、実際はミクと恋人同士。

キョウ:
高校生、カホの弟、表はミクと付き合っているが、実際はタクヤと恋人同士。


仲が良さそうな4人の家族。

父親、母親、兄妹がテーブルを囲んで、夕食中。

父親「おい、タクヤ!お前、カホちゃんとは順調か?」

タクヤ「順調順調。明日ドライブ行くんさ!」

父親「もっと良いところに連れて行ってあげたらどうだー?あ、ミク!お前はキョウくんと順調なのか?」

ミク「うん!あ、兄ちゃんとカホちゃんのデート、私とキョウくんも付いて行くんだよ!」

母親「あら!兄妹デート?いいじゃなーい!」

父親「でも、面白いもんだよなー。幼馴染の兄妹同士が付き合っちゃうなんてな!向こうのご両親もびっくりしているんじゃないか?」

ミク「本当だよね!私もびっくり!それに、兄ちゃんとカホちゃんが結婚してー、カホちゃんがお姉ちゃんになってくれたらうれしいなー!大好きだし!」

父親「カホちゃんはミクが小さい頃から面倒を良く見てくれたからなー!」

タクヤ「ご馳走様。おいミク!宿題教えて欲しいんだろ?早く食べちゃえよ。」

ミク「はいはーい!」

 
ミク、タクヤの部屋に入る。

タクヤ「お前…カホが大好きとか言うなよ…。すっげえヒヤヒヤした…。」

ミク「何言ってんの?女子の間では大好きとか普通に使うよ?神経質になりすぎだよ兄ちゃん!そんなんでバレないバレない!」

タクヤ「それならいいけどよ…。」

ミク「あー!明日!楽しみだなー!カホちゃんに会いたい…。」

タクヤ「俺も…早くキョウに会いたいよ…。あ、おい、宿題。」

ミク「そうだったー!」

 
タクヤ、ミク、カホとキョウを迎えに行く。

カホ「おはよう!ミク!タクヤくん!今日は宜しくねー!」

キョウ「オーッス!」

ミク「おはよー!カホちゃーん!会いたかったー!」

キョウ「俺、無視なんだな。一応表では彼氏なんだけど。」

タクヤ「駄目だよアイツ、カホしか見てないから。そのうちこの関係がバレるんじゃないかって不安で仕方ねぇ…。」

キョウ「ま、女の子だからね!何とかなるっしょ!」

タクヤ「だといいんだけどな。皆、乗ってくれ!出発するぞ!」

カホ「はーい!」

 
4人、車に乗り込む。

人目の付かない空き地に車を停め、

タクヤとキョウ、ミクとカホで抱擁する。

タクヤ「会いたかった…。一週間会わないだけでもこんな気持ちになるんだな。」

キョウ「俺もです…。もう履歴書とか書いてる間もタクヤさんのことばかり考えちゃって集中出来なくて…。」

タクヤ「フッ…可愛いこと言うな…。」

カホ「まったく、私のことが大好きなんて、本当なの?この前友達と仲良さそうに歩いてるのを見たけど、妬いちゃったよ。私。」

ミク「妬いちゃったなんて…!あれはただの友達!変な関係じゃないよ!私はカホちゃんだけ!」

カホ「冗談だよ。女の子と一緒じゃなきゃ違和感あるもんね。仕方ないから我慢するよ!」

ミク「カホちゃん…大好き…。」

カホ「私も。」

 
帰り道

キョウ「あー!楽しかったなー!あそこのラーメンめっちゃ美味かった!また行きたい!」

タクヤ「本当だな!また行こう!」

ミク「海も綺麗だったねー!」

カホ「そうねー!夕日が沈むのがとても良かった!…そうだ、ねぇ行きの時にミクの進路の話で思い出したんだけど、ちょっとうちに寄れない?」

タクヤ「いいけど、どうかしたの?」

カホ「ちょっと提案したいことがあるの。」

 
カホの部屋

ミク「カホちゃんの部屋って綺麗だよねー!いい匂いー!」

キョウ「あ!姉貴、俺の漫画勝手に持って行ったな!」

カホ「たまにはいいでしょー?」

タクヤ「で、話しって?」

カホ「ねぇタクヤ、キョウとミクが高校を卒業したら、私たち結婚しない?」

ミク、キョウ、吹き出す。

キョウ「この場でプロポーズって…。」

ミク「カホちゃん…どう言うこと…?」

カホ「ミクとキョウも結婚するのよ!」

キョウ「はぁ!?」

タクヤ「カホ!どう言うことだよ!俺はキョウと…」

カホ「私の話を最後まで聞きなさい。私とタクヤ、キョウとミクが結婚して、4人で一緒に住むの。周りのことを気にしないで、私たちだけの空間で抱擁したりキスしたり、好きなことをしていい場所を作るの。」

ミク「何だか面白そう!」

キョウ「それに毎日一緒にいられる!」

タクヤ「でも親が許してくれるのか?」

ミク「私が散々、カホちゃん大好きって言ってるんだから、パパもママも許してくれるよ!」

カホ「私たち4人で、幸せに暮らそう。」

 
1年後

友人1「カホ!タクヤ!おめでとう!!」

友人2「ミク!とても綺麗よ!キョウと幸せにね!」

タクヤ、ミク、カホ、キョウ

『周りの人間は何も知らない、この4人の仲にどんな関係があるのか。一体この先どうなっていくのか。私たちにもわからない。でも今はこれでいいと思っている。少なくとも幸せに向かって一歩前進したのだから。』